ソシオエステティックと一般のエステティックとの決定的な違いは、その対象となる方々です。
ソシオエステティックに於ける対象者は「精神的、肉体的、社会的な困難を抱えている方々」です。
施術の場所がどこであれ、この対象者以外の方々に行なわれているのであれば、それは、ソシオエステティックとは言えません。
現代社会では、沢山の人々が困難を抱えています。 高齢者、肉体的、精神的な病を持つ方、病を克服して社会復帰をされる方、失業されている方、不登校の学生等の方々を対象とするのがソシオエステティックです。
もう一つの決定的違いは、その目的です。
ソシオエステティックの目的は、「QOL(生活の質)の向上」です。
「美」の追求、肌機能の改善、リラクゼーションの提供などは、過程の一つには成り得ますが、目的ではありません。
心の安らぎを回復する、自信を取り戻す、不安を軽減する、笑顔を取り戻す、人生に対しての希望を取り戻す等の効果を、エステティックによってもたらす事により、QOL(生活の質)を向上させる事がソシオエステティックの本来の目的です。